野球(NPB/MLB)

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ドジャーズスタジアム(駐車した場所に戻るのが、ひと苦労!)

 

  • Ⅰ.プロ野球(NPB)

 

今年の日本シリーズは、福岡ソフトバンクホークスが横浜DeNAベイスターズに4勝2敗で2年ぶり8度目の日本一に輝きました。ホークスは、孫正義オーナー・王会長の存在と工藤監督の采配が結実して圧倒的な強さを発揮したものと言えそうです。一方のベイスターズは、ラミレス監督の戦略が功を奏して日本シリーズまで辿り着きましたが、圧倒的な戦力を誇るホークスの前についに力尽きたという印象でした。ラミレス監督の人心掌握術は、まるで日本人の情を理解しているかのような素晴らしさがありました。と言っても、前監督のような情に流されるものではなく、根底にあるフェアーなスポーツマンシップに支えられているように思えました。工藤監督の采配で面白かった点は、内川選手を一貫して四番に据えた点ではないでしょうか。内川選手は、決して長距離打者ではなく、シュアーな打撃の3番打者タイプと言えます。しかし、ここぞというときの勝負強さは、並外れた資質があります。さて、来シーズンのホークスの4番打者は?

 

 

 

 

  • Ⅱ.大リーグ(MLB)

                         

                

 

 

MLBは、ドジャースとアストロズのレギュラーシーズン100勝超えチーム同士の対決になり、アストロズが勝利をおさめ、ワールドチャンピオンになりました。

ドジャーズにとっても日本のファンにとっても残念だったのは、優勝請負人としてドジャーズにトレードされたダルビッシュ有投手が最大の敗因になったことでしょう。ワールドシリーズで使われたボールの違和感にも問題があったかもしれませんが・・・。前田健太投手の活躍は、溜飲が下がる思いでした。

 

  • Ⅲ.野球のお話

【日本シリーズの名場面ついて】

日本シリーズには、様々な名場面があります。有名なものとしては、1971年の読売ジャイアンツの王選手が阪急ブレーブス山田投手から放ったサヨナラ3ランホームランや1979年近鉄バッファロ-ズ対広島東洋カープの江夏の21球など。しかし、1978年のヤクルト大杉選手が放ったホームラン性の打球に阪急ブレーブスの上田利治監督が1時間19分に及ぶ猛抗議をした場面も忘れられません。当時のプロ野球コミッショナーが上田監督に頭を下げて試合の再開を懇願したという話まで残っています。上田監督は、この年を最後に阪急の監督を退任します。野球に対する情熱が人一倍強かった名将・上田監督の歴史に残る名シーンでした。上田氏は現役時代は、広島カープで2年間の実績しかなかったものの、25歳で広島のコーチとなり、1974年に阪急ブレーブスの監督に就任して日本シリーズ3連覇を果たし、阪急の黄金時代を築きました。残念ではありますが、今年7月1日に80歳で亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

  • Ⅳ.期待の選手

今月の注目選手は、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手。2010年の育成ドラフト6位、身長170センチ25歳、楊志館高校卒、年俸900万円の選手です。育成選手の捕手としては初のゴールデングラブ賞とベストナインを受賞しました。